【雑記】赤いたぬき、あるいは長年の夢が叶った話
こんにちは。ママコンダです。育児4コマブログを始めたばかりです。
今回はブログテーマからは外れてしまうのですが、書きたいことがあったので、記事にしました。
それは、「赤いたぬき」です。
※自分語りがメインであまり食べ物レビューの程をなしていませんが、感想を見たい方は「Xデーは5月18日」よりどうぞ。
私と赤いきつねと緑のたぬき
皆さんは、赤いきつねと緑のたぬき、どちらが好きかと聞かれたら即答できますか?
私にとってこの問いは、答えるのが難しいです。
麺だけで考えると、圧倒的に赤いきつねに軍配が上がります。生そば、生うどんでは、そばを食すことの多い私ですが、赤いきつね、緑のたぬきにおいては、うどん麺一択です。生麺とは違う、赤いきつね独特の麺。最高です。
一方で、悩ましいのが具です。私は天ぷら、天かすが大好きです。30歳オーバーした頃から胃袋は脂っこいものを拒み始めていますが、舌は今でも脂っこいものを求めています。
さて、「赤いきつねと緑のたぬき、どっちが良いか?」と聞かれたら、私は悩みます。麺を取るべきか、具を取るべきか。毎回苦渋の選択です。
この葛藤は思えば、物心ついて食卓に赤いきつねと緑のたぬきが出てきたころから、潜在的にあったように思います。自覚したのは大人になってからです。そして思います。
なぜ、マルちゃんは天ぷらうどんを出さないんだろう?絶対需要があるのに!(私の主観です)
夫にこんな提案をしたこともありました。
夫が具の交換オッケーであれば、万事解決で、ここまでマルちゃんの天ぷらうどんを渇望しなかったかもしれません。でも、夫はスタンダードを愛する人。仕方がありません。
赤いきつねと緑のたぬき、2つ買って両方自分で食べればいいじゃないかと、お考えの人もいるかもしれません。しかし、天ぷらを乗っけたうどんを食べたあと、残った油揚げとそばを自分で処理しないといけないことを考える気が進みません。
ちなみに、天ぷらうどんは日清のどん兵衛ででています。こちらも美味しいのですが、私が天ぷらが求めているものとは少し違います。どん兵衛の天ぷらは少し生っぽくて、玉ねぎの味が強い気がします。私は緑のたぬきの桜エビの味が強い、サクッとしていて、汁を吸うとクタッとしてしまう、あのかき揚げとうどんが食べたいのです。
そんな思いを抱いていた私に朗報が飛び込みます。
これは買うしかありません。
そして来た、赤いたぬき発売日
2019年5月13日、赤いたぬき発売日。
早速、会社の昼休みに、コンビニに向かいます。しかし、売っていません。(後日、赤いきつねとは別の列に売っていることに気づきました。間違えやすいですものね)
夫の職場近くのコンビニにも売っていないとのこと。家近隣のコンビニに行くまでに売れ切れてしまったらどうしよう、、そんな気持ちが頭をもたげます。
仕事を終えて、はやる気持ちを抑えて、近隣のスーパーに行ったら、ありました、赤いたぬき。赤いきつね、緑のたぬきとは異なるレーンで、新発売として大々的に売られていました。まずは、夫と私の分の2つを無事ゲット。
「箱買いできないのだろうか?」と思い、夫が調べてたところ、Amazonに出ていました。ただし、定価よりもかなり高く。そう、転売ヤーです。このままでは、転売ヤーに買い占められて品薄になるかもしれない。そう思った私は次の日も赤いたぬきを買うことを心に誓います。
そして買った赤いたぬき、総計8個。
ダース分買おうかと思ったのですが、置き場所に困ることと、賞味期限までに食べきる自信がなかったのでやめました。ここまで書いといてなんですが、我が家のカップ麺消費率は月に1、2回くらいです。賞味期限は10月。そして、夫は最初の1、2回は物珍しさに食べるでしょうが、毎回カップ麺が赤いたぬきなのは飽きるかもしれない。8個で十分と判断しました。
さて、買ってすぐに食べたいところですが、実食の日は5月18日の土曜とすることにします。我が家は共働きの2歳児育児中。平日は何かとバタバタしていて、ゆっくり味わうどころではないからです。
棚にしまいきれない分は、棚の上に上げておきます。
Xデーは5月18日
2019年5月18日ついに来ました。実食の日です。
時刻は子供も寝静まった午後11時。背徳感溢れる夜食です。
早速、蓋を開けると、あれ、「お揚げがない?」
・・・と思ったら、天ぷらの下に隠れていました。ここまで天ぷらを上げておいてなんですが、私はお揚げや卵が嫌いなわけではないのです。比較の話だけであって、寧ろ好きなのです。
さて、お湯を入れて、すかさず言います「ねえ、Google、4分測って。」赤いたぬきの待ち時間は5分ですが、私は少し固めの4分くらいでいただくのが好きです。
・・・Google Homeに時間を測ってもらったのは間違いだったかもしれません。Google Homeは時間になったら「ピピピ」となるだけで、途中何分くらい経ったのかわかりません。いつになったら鳴るのか、やたらとドキドキしてきました。
そして、今までのことが頭を駆け巡ります。赤いきつねと緑のたぬきの選択で葛藤してきたこと、赤いたぬきを求めてきたこと、その夢がまさに今叶うこと。
夢が叶ってしまったら、私はどう思うのでしょうか。満たされるのでしょうか。でも満たされてしまったら、今までのような赤いたぬきに対する熱い想いもなくなってしまうのでしょうか。
食べたいような、食べたくないような、そんな気持ちでいると「ピピピ・・・」とGoogle Homeが4分を知らせます。
こうなったら、腹をくくって食べるしかありません。麺が伸びないうちに。
七味をかけていただきます。まずは麺から、次に天ぷらも口に運びます。
黙々と食べていると、付き合って一緒に食べてくれていた夫に「感想は?」と聞かれます。
・・・私は何も答えられません。色々な気持ちが去来して、言葉を発したら泣いてしまいそうだったからです。自分が食べ物を食べて泣きそうになる日が来るとは夢にも思いませんでした。「うふふ」と笑ってごまかして、やっと言いました。
「おいしいね」
赤いたぬきは予想通りの美味しさでした。ありきたりの感想しか出ないくらいに。天ぷらとうどん麺の組み合わせ、こういう味になるよね、うん、正解!という感じです。
でも私はこれを求めていました。物心がついた時からずっと。
そして感謝の気持ちが訪れます。ありがとう、この企画を考えてくれた東洋水産の方(今回初めて、マルちゃんを出している会社名がマルちゃんではないことを知りました)。ありがとう、私に付き合ってくれた夫。そして、赤いきつねに投票した全ての方々。
私は何を食べるにしても、具が多目なのが好きなので、最後の方に麺だけの状態にならないように配分を考えて食べ進めるのですが、赤いたぬきについてはその心配はありません。天ぷらだけでもボリュームがあるのに、更に、お揚げやたまごもあるからです。
最後まで美味しくいただきました。
最後に
今回得た知見です。
- 赤いたぬき8個(プラス赤いきつね1個)を積み上げるのは大変
- 発売から約一週間経った今でも、赤いたぬきは店頭で売っている(売り切れという事態にはなっていない)
- 赤いたぬきは予想通りの美味しさ
- 最後に行き着くのは「感謝」
こうして、文章に書き起こすことで、自分の中の赤いきつね、緑のたぬき観に気づきました。また、日々、低エネルギーで生きている人間なので、このような熱い想いが自分の中にあったことに驚きました。
皆さんにお伝えしたいことはただ一つ、
赤いたぬき美味しいよ!食べてみて!
今回の赤いたぬきは期間限定販売。多くの人が手にとって、「天ぷらとうどんの組み合わせもいいじゃん!」と思ってくれることを、そしてその声を受けてスタンダード商品の仲間入りをすることを切に願います。
願わくば、また赤いたぬきに会えること。
最後までお読みいただきありがとうございました。明日からまた育児ブログに戻ります。