あっちこっちキッチ

息子キッチ(2歳)の4コマ成長記録 & 与太話

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【感想】我が家の2歳児と「未来のミライ」

 こんにちは。ママコンダです。

息子キッチ(2歳)のエピソードを漫画で紹介しています。(登場人物紹介

 

前回、京浜東北線のプラレールの話を描きました。

  

www.acchikocchikicchi.net

 
京浜東北線が出てくる映画と言えば、「未来のミライ」です。劇中の最後のほうに出てくる幻の磯子駅に来るのが、京浜東北線です。

 

mirai-no-mirai.jp

 

「未来のミライ」は、7月の金曜ロードショーでやりましたね。昨年レンタルして1度は観ていましたが、キッチが起きていたこともあり、じっくりとは観られませんでした。今回の金曜ロードショーは、録画してじっくりと観られました。

 
世間は「天気の子」のレビューで賑わっていますが、私は世間からは遅れて「未来のミライ」の感想を残しておきたいと思います。

 

一応、ネタバレNGの方はお気をつけください。

 

  

あらすじ

 

ある日、甘えん坊の“くんちゃん”に、生まれたばかりの妹がやってきます。

両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。

そんな時、“くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、不思議な少女“ミライちゃん”と出会います。

 

“ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ“くんちゃん”。

それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。

「未来のミライ」公式サイトより引用(http://mirai-no-mirai.jp/sp/story/index.html

 

雑な説明をすると、妹が生まれて赤ちゃん返りしているくんちゃん(4歳)が、過去・現在・未来の近しい人たちに会って成長していくという物語です。

 

世間では賛否両論の本作・・、個人的にも、賛の部分と否の部分がありました。でも、総合的には、面白かったです。

 

まずは面白かったところを紹介します。

 

面白かったところ

この面白さがどこから来ているのかなと考えると、「主人公のくんちゃんとキッチの行動が似ている」という側面が大きいです。

 

くんちゃんは4歳、キッチは2歳。下の子が産まれたことによる、上の子の赤ちゃん返りは、「実年齢マイナス2歳」と聞いたことがあります。なので、くんちゃんとキッチの行動が似ていると感じるのは、正しいのかもしれません。

 

<似ている点>

1. 電車、プラレールが好き

 主人公のくんちゃんは電車・プラレールが好きです。「未来のミライ」には、プラレール、電車のシーンがたくさん出てきます。

「未来のミライ」を最初に観たときのキッチがこちら↓

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なぜか正座

 
プラレールと電車のシーンに釘付けでした。あと、自分と同い年くらいに見える子や赤ちゃん(妹の未来ちゃん)が出てくるのも楽しかったようです。やや大人向け(?)の映画で、ここまで、長時間集中して観ているキッチは見たことがありません。

 

 2. 明け方に尺取り虫みたいなポーズで寝る

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お尻だけ起きようとしている


子供ってこのポーズが安心するんですかね?平日の朝は、大体、私がキッチをリビングルームのソファーまで運んで、陽の光と生活音で自然な目覚めを施します。が、大抵起きません。その時は、大体このポーズを取ってソファーで寝てます。

 


3. ハチゲームのようなスキンシップが好き

ハチゲームは、未来から来た妹のミライちゃんが、くんちゃんに対してやるバツゲームで、体をつっつきまくるというもの。バツゲームなんだけど、くんちゃんは「もっとやって‥♡」となってしまうんですね。

 

ハチゲームではないけど、キッチも、くすぐったり、ポンポン、つんつんするようなスキンシップは好きです。

我が家のポンポンゲーム↓

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4. プラレールと一緒に寝る

これが、今回記事を書きたいと思った1番の理由です。寝ているくんちゃんの枕元にプラレールと車のおもちゃがあるのを観て、「わかるーっ!!」となりました。

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寝始め

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時間が経つとプラレールが枕に落ちる

 

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たまにあらぬところにプラレールが乗っかっている


あとは、イヤイヤが発動すると、何を言ってもイヤイヤになるところとか、お母さんに要求が通じないとお父さんに行くところとか、「わかるわぁ‥」となるところ満載です。

そんなわけで、くんちゃんにキッチを重ね合わせて、入り込めたのが、本作を楽しめた大きな要因だったかなと思います。

 
気になったところ

上記の面白かった点のキッチのエピソードを描きたかっただけなのですが、それだけだと感想にならないので、否の部分も書いておきます。

 

くんちゃんの両親に対しては、モヤっとするところがありました。

 
1つは、妹に親の愛情をとられて「寂しい」というサインを出しているくんちゃんに対して、親がケアする描写が見られなかったこと。くんちゃんに感情移入しているだけに、気になりました。ただ、我が家の子供はキッチ一人だけ。2人目育児の大変さは、実際なってみないとわかりません。自分の言葉がいつかブーメランになって返ってくるかもしれませんね (^ω^;)

 
もう1つは気になるのは、お母さんのお父さんに対する言葉です。

 
くんちゃんの家庭では、お母さんが外で(おそらくフルタイムで)働き、お父さんが日中の家事育児をしながら、フリーランスとして在宅ワークしています。

加えて、映画の中の描写からは、

  • くんちゃんは幼稚園に通っており、14:00には迎えに行っている(延長保育などは利用していない)
  • 未来ちゃん(3ヶ月~6ヶ月の乳児)は自宅でお父さんが面倒を見ている

 

ことが伺えます。

 

かなりハードルの高い家庭の運営状況かと (^ω^;)

そりゃ、上の子に構っている暇はないよね。

 
この設定自体は、良いのです。うまく回る家庭だと、くんちゃんが妹への嫉妬心を拗らせることもなく、物語が展開していかないし、設定に対する納得のいく理由づけはいくらでも出来ます。(保育園入れなかったとか、良いベビーシッターサービスが近くにないとか、お父さんがかなり仕事量減らしているとか)

 
ただ、お父さんに対するお母さんはの厳しい言葉は気になります。例えば、これから始まる家事育児仕事の両立生活に対して暢気に構えているお父さんに「ちゃんとしてよ、そんなんじゃ(家庭が)回っていかないからね」といった発言とか。

 
お母さん、反対の立場でうまくやれるんでしょうか・・。私は無理です (^ω^;)

家事・育児スキルが上がったとしても、子ども見ながら働くのは、余程、子供が超絶大人しい子じゃないと無理でしょう・・。

 

一人目の育児に関わってこなかったお父さんはともかく、お母さんは育児の大変さがわかると思うんだけどなー。

 
もしも、私がお父さんの立場で、赤ちゃん返りで2歳児化している4歳児を幼稚園に送り迎えしつつ、家で3ヶ月の子を見つつ、洗濯、掃除、仕事もしなきゃいけない状態で、

 
「雛人形今日中に片付けといて」

 
と言われたら、

 
(ノ`□´)ノ⌒┻━┻

 
となりますね。

 
個々のエピソードはリアルなだけに(お昼食べる暇もないお父さんが、冷蔵庫でカピカピに固まった前日の残りのちらし寿司を掻っ込むところとか)、このようなお母さんのセリフが気になってしまいました。

 
細かいといえば、細かいんですが・・笑

 
子供が生まれる前の自分だったら

このように、良くも悪くも刺さるのは、今の自分の子育てしている状況と照らし合わせて見てしまうからでしょう。

 

子供が生まれる前の私だったら、どう感じたでしょうか。もしかしから、物足りなく感じたかもしれません。時空を超えることによって、過去改変が起きてそれを元に戻すとか(バックトゥーザ・フューチャー的展開)、くんちゃんが過去に飛ぶことで、ひいじいじが結婚できたというようなタイムパラドクス展開とか、わかりやすいSFを期待しそうな気がします。

 
実際の本作では、くんちゃんは過去、未来の世界に対して干渉はせず、変化が起きるのはくんちゃんの内面と、それに伴う行動だけです。SFではなくファンタジーですね。

 
さらに言うと、「周りに小さい子がいない」&「兄弟の下の子」である私は、くんちゃんに共感する体験もないので、くんちゃんのことはワガママな子だなぁ、と感じたかもしれません。

 
逆に、育児に関する細かい点は気にならなくて、純粋にくんちゃんの成長ストーリーとしてみられて、ラストのこの作品のテーマ「生命の大きな循環」をすんなり受け入れられたかもしれないな、とも思います。

 
ただ、子供が生まれる前でも後でも、変わらないと確信できることがあります。

 
それは、「ひいじいじカッコ良すぎ」ということです。

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©2018 スタジオ地図

出典:キャラクー&キャスト |「未来のミライ」公式サイト

 

反則でしょー。

カッコ良すぎでしょー。

これだけで、一見の価値はあります。私にとっては ( ´艸`)

 
まとめ

  • 主人公くんちゃん(4歳)とキッチ(2歳)の行動が似ていて、感情移入して楽しめる
  • 両親の育児描写にはモヤモヤするところもある
  • 「ひいじいじはカッコいい」は普遍的

 

気になる点もありますが、くんちゃんが、過去、現在、未来で体験する個々のエピソードは面白いし、それぞれの世界観があり、美しく描き出されていて見応えがあります。

 
そういえば、未来の東京駅に出てくる遺失物係の人は、絵本作家のtupera tuperaさんのデザインだそうです。tupera tuperaさんの「かおノート」は以前記事にしました。

 

www.acchikocchikicchi.net

 

 また「未来のミライ」がテレビ放送されたら、見るでしょうし、キッチがくんちゃんと同じ年齢になったら、あるいは、2人目を授かることがあったら、また観てみたいなと思いました。

 

稚拙な文章、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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